
中古車のチェックポイントを目視で見てみた
中古車なので、傷んでいる部分があるのはご理解されているかと思われます。
結論からいいますと、ここを見ておけばOKという箇所はあります。
さらに目視では分かりにくいけれど、中古車の購入時にあわせて活用できるものもあったりしますのでご紹介していきますね。
目次
・中古車をチェックしてみよう
外装、内装のダメージ
オーディオなどの電装品まわり
タイヤ、ホイールの足回り
下回り
・鑑定書とは
GOONETやカーセンサーなどの検索サイトはこう使え
早速見ていきましょう!
外装、内装のダメージ
外装はキレイに越したことはありませんが、キズが付いているのが当たり前という認識で臨みましょう。
たまに無傷の上物もあるのですが、修理する必要がないので値段もそれなりに高くなっているのが相場ですね。
これはイメージにはなってくるのですが、外装がとてもキレイだと内装もキレイなことが多いのはあくまで体験レベルの話ですので参考までに。
目立つところに大きなキズやへこみがあり、ここだけは修理したいっ、という場合はぜひお店のスタッフに相談してみましょう。
この相談にもポイントがあるのですが、もしお店にスタッフが数名いたら、若いスタッフよりもぱっと見でいいので店長のような方の方が値段交渉がしやすい可能性が高いですので、少しだけ周りを見渡してみましょう。
次は内装ですね。

内装は、シートや内張り、ハンドルといった運転する際に長時間触れる部分ですので慎重に見ていきたいところですね。
シート(特に運転席)はスレやヘタリ、シミ汚れや飴やガムなどの付着物がないかを見ていけばいいですね。
ハンドルも擦れて手触りが悪くなってしまっているものも多いので、まずはグルっと一周触ってみて、感触を確かめてみましょう。
天張りや内張のトリムなども、キズや汚れがついているのも多いですね。
トリムの汚れに関しては、水ぶきで落ちてしまうものもありますが、キズに関してはなかなか修復は難しいのでしっかりチェックしておきたいものですね。
オーディオなどの電装品まわり

続いて、オーディオなどの電装品まわりです。
電装品には、ナビなどのオーディオ類や、パワーウインドウのスイッチ、エアコンや車内灯などがありますね。
よく使うものですから、しっかり動作確認をして現状を把握しておきましょう。
ナビやオーディオ類では、操作が確実にできるか、ディスクの再生が可能か、開閉式であればつまづくことなく開閉できるか、などですね。
ナビでよくあるのが、開閉不良とモニターのブラックアウトで、共に修理する際は取り外ししなくてはならないので、新品に交換したほうが早いし安く上がることもしばしばですね。
パワーウインドウのスイッチも全開と全閉を繰り返してみて、レスポンスが変わらないことを注意してみてみましょう。
どこか一つでも動作スピードに差があるのなら、そこのウインドウを動かしているモーターがヘタっているのかもしれませんので気になる場合は相談してみてもいいでしょう。
次は、エアコンです。
夏は必須アイテムのエアコンですが、MAXCOOLで必ず冷え具合を体感して確認します。
冷え具合が良好なら問題ないのですが、冷えが甘いと真夏は汗だくで大変な思いをする羽目になってしまいますので、最重要項目かもしれません。
冷えが悪くなる原因として挙げられるのは、ガスの減少、コンプレッサーの経年劣化による摩耗ですが、前者なら金額も時間もそれほどかかりませんが、後者の場合は時間もお金も桁大きく変わってきますので、要注意項目ですね。
次は車内灯を見ていきます。
ドアの開閉時にそっと周囲を照らしてくれるお助けアイテム的な存在の車内灯ですが、よく切れているイメージがありますね。
高価な部品ではないので、もし切れているようでしたらすぐに交換してしまいましょう。
明るいタイプのモノへの交換もカスタムされる方たちの中で外せないポイントですね。
続いてタイヤとホイールの足回りです。

おしゃれは足元から。
話がそれましたね。
タイヤから見ていきましょう。
タイヤは溝の残りがどのくらいなのか?サイドウォールのヒビや膨らみがないかの部分に着目します。
残りの溝に関しては、車検に通る数値であれば問題はありません。
ヒビや膨らみですが、経年劣化でタイヤもゴム製品ですのでひび割れを起こします。
ヒビが原因で高速道路でバーストした、なんてことは意外と身近な事例ですので、侮ることなかれと捉えましょう。
膨らみに関しては、一度パンクを経験しているかヒビが原因で膨らんできたということになります。
タイヤがパンクして、空気が漏れて少なくなった状態で走行するとよく見受けられる症状ですので、即交換必須になります。
タイヤは高い圧力がかかっていますので、このような症状が起こるんですね。
もし周りにこの症状の方がいたらぜひ、危険ですよと教えてあげましょう。
ホイールは、キズの有無を確認します。
あまりにもキズがひどい場合は、アルミホイールも修理は可能ですので、要相談ですね。
下回り

下回りについては、ジャッキアップして見れれば理想なのですが、ほぼ不可能ですので、のぞき込んでみましょう。
フロントバンパー、サイドステップ、リアバンパーの下からのぞき込めばOKですよ。
※運動しやすい服装を推奨します
なにを見ればいいのか?
フロントバンパーの底面のキズの有無、エンジンの底面やフロントの足回りの状態の確認、などがフロントから確認できます。
サイドステップの底面のキズやへこみ、これが意外と見落としがちなところですが、何かに乗り上げた際や、脱輪などを起こすとダメージが出やすい箇所です。
そして、結構な確率で錆びてしまいがちな箇所ですので、忘れずに見ておきたいところですね。
リアバンパーは、マフラーや下回り全体が見渡せるので、全体的に錆がないかを見ましょう。
なぜ錆があるといけないのか?
錆びると、最終的には穴が開いてしまい朽ち果ててしまうのです。
ここで一つ、私の兄の話をさせてもらいます。
私の兄は、免許取り立てで、当時新車の日産のエクストレイルに乗っていたのですが、走行距離24万キロも走ったんですね。
で、エンジンはまだまだ走れるくらい好調だったのですが、なんと足回りが錆でボロボロになってしまい、走行不能になってしまったのです。
気に入っていたのですが、だいぶショックだったみたいで気の毒でした。
私は東北の宮城の出身ですので、雪が当たり前に降ります。
融雪剤が車の下回りにダメージを与えるんですね。
あと海に行くと、塩気がありますがあれもそうですね。
あまりメンテナンス(下回りを高圧ガンなどで洗い流す)をしていなかったと言ってましたので、しょうがありませんね。
とまぁ、このように錆は実は厄介な代物であると思っていただければと思います。
錆がないに越したことはないですからね。
・鑑定書とは

GOONETやカーセンサーなどの検索サイトはこう使え
クルマにも鑑定書ってあるのを知っていますか?
私も以前はNETで車両情報を掲載して、集客を図るという事業に従事していましたので、結構耳にタコができるくらい聞かされてきたのですが、クルマに鑑定書を発行するとお客さんの反応が良くなるんですね。
この鑑定書を発行している中古車サイトは、GOONETとカーセンサーの2つになります。
まぁ、NETで中古車の検索をかけるとよく見かけるかと思われますので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
※今は鑑定書ではなく、車両状態評価書、車両品質評価書という名前に変わっておりました。
各サイトで車両情報を調べていくと、GOONETは車両状態評価書、カーセンサー車両品質評価書というものがあります。
これは、どういうものかというと外部のAISという車両検査員さんが依頼元のお店に出向いて車両の状態を丁寧にチェックしてくれます。
そのデータを表にしたのが、この評価書になっているんですね。
この車両検査員のAISさん達ですが、全員熟練の検査員ばかりで、新人はオークション会場での検査でバリバリ訓練されてからお店周りへと流れていますので。腕は間違いないです、ハイ。
ダメージの判定も的確なので、私は自信をもってこの評価書をオススメします。
(当時はだいぶAISさんにお世話になりました。今さらながらですが、本当にありがとうございました。)
なので、中古車を探す、車両情報を知る、評価書で状態をチェックする、をNETでやりつつ、リアルで、お店に出向いて、現車を見る、修理や交換するもの等の交渉をする、納得できるなら購入する。
上記の流れで行けばスムーズに良い中古車を購入できるのではないでしょうか。
中古車は一期一会です。
新車ではない以上、同じものなど存在しないのです。
自分なりの妥協点を持っておくと、よりスムーズによいクルマに巡り合えるかもしれませんね。
さぁ、あなたにベストな一台を。