
中古車の寿命は乗り方で変わってくるけど、実際は分からない
中古車の寿命ってどのくらいなの?
クルマを購入する際、新車ならあまり考えないかもしれませんが、中古車の場合はそうとはいきませんよね。
結論からいいますと、いつ、それがやってくるか分からないけれど、伸ばしてあげることはできる。
では、見ていきます。
目次
・過走行車両は安いけれど
・エンジンオイルを見くびるな
・エンジンをいたわる運転の仕方
・様々なトラブルは避けられるのか
・過走行車両は安いけれど
中古車の購入を検討する際に気になるのが、この中古車はあとどのくらい乗り続けることができるんだろうか、という悩ましい問題がありますね。
結論、そのクルマを何年間くらいの期間の使用を想定しているのか?を考えれば答えは見えてきますよ。
簡単にご説明しますと、想定している使用期間は1~2年なのか、それとも5~10年なのか?
10年落ち(所度登録から10年が経過)走行距離10万キロ走行の軽自動車を買って、5~10年乗ろう、という方はあまり多くないのではないでしょうか。
今は軽自動車は人気もあり、酒類も豊富で流通数も多いので、候補に挙がりやすいところではあると思います。
しかし、軽自動車の場合、エンジンの大きさ(排気量)が小さいので、普通自動車と比べてしまうとどうしても耐久性は否めません。
いや、確かにあるんです、15万キロ、20万キロ走行している軽自動車も世の中にはあるんです。
そんなクルマたちは、運転の仕方に気を配ったりやメンテナンスをしっかり受けてきた証とも言えるでしょう。
こういったメンテナンスの行き届いた過走行のクルマなら、将来弱ってくるであろうの部分などにも気を使い、先に交換や修理をしていることもありますのであまり壊れにくい可能性は高いです。
逆に、ほぼノーメンテ、エンジンオイルは車検のタイミングで良いんですよね?って感じのクルマもなかにはあります。
(そんなの素人は見分けがつかないよ~)
確かに。仰る通りです。
でもですね、あるんです。
そのクルマがエンジンオイルの交換を定期的にやってきたか、否かを判断するにはアレをくるっとひねって、そのアレの裏側を見るのです!!
答えは、エンジンのオイルの注入口のフタ(オイルフィラーキャップ)なんです。

上の写真だとフィラーキャップはちょうど真ん中の大き目のシルバーのモノです。
やり方は簡単です。
まずは、エンジンを停止させる→ボンネットを開ける(給油口のフタと間違えやすいですね)ほとんどのクルマがエンジンの上部にキャップがついている(黄色とか色付きもありますね)ので、硬くなっていると思いますので(エンジン内部は高圧力のため)ペンチとか使ってもいいですので、緩めてクルクル回せば外れます。
ここまでは、いけると思います。
問題はこの先です。
外したら、裏を見ます。本来エンジンオイルは黄色いのですが、性能劣化による変色(白い)だったり、エンジン内部の燃えカスが溜まって黒いかたまりができていたりします。
ここでの判断の基準としては、白く変色しているはやめておきましょう。
カスが溜まっているも、やめておいたほうが無難な選択といえるでしょう。
キレイな状態が一番の理想ですね。
フィラーキャップ開けたついでに、エンジン内部も見てしまいましょう。
フィラーキャップを開けたら、見えるんです。エンジンの中が。
実は、キャップは新品に交換できれいにできてしまうんですね。
でも、エンジン内部はそう簡単にキレイにはできませんので、コレ覚えていて損はないですよ。
エンジン内部も同様なんですが、綺麗ならいいのですが、エンジン内部の部品が黒く焦げてしまっていたり、オイルと燃えカスがコラボしてドロドロの液状化現象が発生していたりすると正直萎えますね。NGです。

・エンジンオイルを見くびるな
エンジンオイルの仕事は、本来、このような燃えカスが溜まらないようにしたり、エンジン内部の部品が摩耗しないように保護してくれているんですね。
定期的に交換(走行5000キロくらい)されてきたのならば、このような現象はハッキリ言わせていただくと起こりません。
オイルが汚れ、ヘタリだし、性能が落ちる。
でも、エンジン内部は高圧力で動き続けていますので、そりゃあ、エンジンの保護もできなくなってきて当然ですよね。
エンジンオイルは、人間でいうところの血液に当たるといわれています。
血液に異常が見られます。なんて医者から言われたらドキッとしませんか?
私は、そんなことを言われた日には、不安で何も手につかないと思います。
みなさんはどうでしょうか。
なぜこんなことを言うのかと思われたでしょう。
理由は、エンジンオイルの交換がそれほど大事なことだからです。
声を大にして言いますね!
オイル交換は一番大切です!
はい。
そして、一番多く行われるメンテナンスなのです。
いや、むしろ一番行われていなければならないものなんです。
だって、心臓がエンジンで、オイルは血液ですよ?
血液送られなかったら死んでしまいますよね?
そういうことです。
変えましょう。
この記事読んだらすぐオイルの色見ましょう。
いいじゃないですか、無料ですし。
ちょっと手が汚れるくらいです。しっかり石鹸で洗えばいいですよ。
チェックゲージがありますから、一回ゲージ抜いて、オイルを拭いてもう一回刺して横にして見ればオイル量が確認できます。

基本的には、こことここの間にオイルが付けばOKです、の作りになっていますので、詳しくはぜひググってみてください。
エンジンルームの開け方から、ここまでできたならもう立派な日常点検になってますからね!!
ほかにも、クーラントやブレーキオイル、ウォッシャー液、タイヤの空気はよく行くスタンドなどでみていただければと思いますね。
これは、全ドライバーの義務ですよ。
免許の取得や更新の際に取り入れるべきだと思います。
いや、いきつけのディーラーが~、あそこのスタンドの店長が~、色々あると思いますが、これを知ってるまたはやっているだけで、一目置かれますよ。
「あ~、この人クルマ知ってる人か」
ってね。
知識あるだけで、踏み込めませんよ。
ヘタな売り込みできませんよ、だって、知ってる方ですから。
ホント対応変わりますよ。

・エンジンをいたわる運転の仕方
クルマに優しい運転方法を知っていますか?
私の個人的な意見ですが、クルマも人も一緒だと考えているのですが、どうでしょうか?
普段、運動しない人がいきなり100m全力でダッシュしたら、足がパンパン、呼吸はゼエゼエですよね。
これ、クルマも同じです。
アクセルベタ踏み状態ですね。
そう、クルマも疲れるんです。
人間と同じですよね。
夏場の猛暑、きついですよね。
クルマもきついんです。
炎天下のなか、ボンネットを一度開けてあげてみてください。
私の言っている意味がきっと分かりますから。(やけど注意ですがね)
そりゃ、オーバーヒートもするし、バッテリーも上がってエンジンかからなくなるし、仕方のないことだと思います。
中古車は前に乗っていた方の運転の仕方までは分かりません。
乱暴に扱っていたかもしれませんし、丁寧に大事に扱っていたかもしれません。
なので、過去は変えられませんので、今から丁寧に扱っていけば良いのです。
急の付く運転は避ける。
急ハンドル、急ブレーキ、ですね。
最悪、事故にもなりかねません。
アクセルはアクセルペダルの下に卵があるのをイメージしてみてください。
これは、不思議なのですが、踏めなくなるんです、アクセルが。
やってみれば分かりますが、踏んだら割れてしまうという恐怖心が芽生えるんです。
思い込みってすごいです、ホント。
あとは、運転者の部分ですが、余裕をもって運転することです。
時間の余裕、心の余裕、体調の余裕ですね。
時間がない、で運転するといいことないです。
リラックスできてないと、へんに力が入ってしまい、ぎこちない運転になりがちです。
体調不良で運転すると、ふらついたりして単純に危険です。
人車一体でいきたいものですね。

・様々なトラブルは避けられるのか
中古車にはトラブルが付き物だ、なんていう人がいるくらいなのですが、実際ありますね。
対策方法としましては、保証付きの中古車を買うことです。
そうすれば、仮に納車してすぐにトラブルに見舞われても対応してもらえますし、安心感ははるかに違いますね。
ほんとにあった嘘のような話ですが、納車した帰り道でミッションが故障。
発進もバックもできなくなってしまった状態。
しかし、保証なしで購入しており、買ったお店に電話しても対応してもらえずローンの支払いだけが残ってしまった、という話はここだけの話にしておいてください。
当時、私も大好きな車種だったということもあって、かなりショックを受けました。
と、同時に中古車の常識が変わったのはこの出来事を知ってからですね。
なので、私がご提案できるのは、できるだけ長い期間の保証に加入し、その保証内容が機関系(エンジンやミッションなどの高額修理になる可能性有り)も対象か否かを確認することが大事なのではないか、ということですね。
新車は5年間の保証が無条件で付いてきますが、中古車はほとんどが有料になってきてしまいますが、なかには、新車の5年を超えるものもあるのです。
安心して乗り続けられる車が一番ですが、それを支える縁の下の力持ちが保証ですかね。
この保証という部分に注目してクルマ探しをしてみても良いかもしれませんよね!